Japanese Police Officer Eriko Epilogue

私は大学時代から絵里子と約5年半にわたって付き合ってきました。 彼女が警察官となって、警察署に配属されて半年ほど経つ頃から、仕事が忙しくなるからと次第に会う頻度が少なくなっていき、昇任試験に向けた勉強もあるから、連絡も頻繁には取れなくなると言うようになりました。そしてあるときからばったりと音信普通になったのです。 警察官という仕事柄、彼女の身に何かあったのではないかと心配で連絡を取り続けましたが、ようやく返信があったのは、連絡を絶って5ヶ月も経つ頃でした。内容は「別れてほしい」というものでした。私との関係よりも今は仕事に打ち込みたいということだったので、私なりに彼女に配慮しようと、それを受け入れることにしました。 そしてその僅か数ヵ月後、学生時代の友人とたまたま会う機会があったのですが、そこで驚くべきことに、絵里子が結婚するという話を聞かされることになったのです。男らしくないとは思いましたが、そのことについて絵里子に問いただすと、相手は職場の同僚の警察官で、私と別れる前から既に想い合う関係だったことを認めたのでした。惰性で私との肉体関係を持ち続けた一方、そのころ既に絵里子の心と身体は、他の男のものとなることを求めていたのです。